法面工事
昨年のことです。
大雨が降った翌日、青梅の杜の水場の奥、黒仁田林道支線の斜面が一部崩壊しました。
崩壊した斜面を放置しておくと、さらに被害が拡大しかねません。
被害の拡大を防ぐために、まずは法切り(のりきり)工事を行いました。
※法切り工事=斜面の土を一部削り取って、斜度をゆるくする作業
次に、間伐材を格子状に組み、鉄筋で斜面に固定する土留め工事を
コンクリートなどの人工物をできるだけ使わず、細すぎたり、曲がっていたり
して市場に出せない間伐材を有効活用した意欲的な試みです。
これによって表土の風雨による侵食、土砂の流出を防ぎます。
土留め工事完成後の写真です。
直径10~14センチ、長さ1~4メートルの丸太を約300本使い、
268個の枡を作りました。
工事後の法面に植生マットを貼り付けたり、種子を吹く付けるなどの方法もありますが
この森の管理には、「外来生物の持ち込みはしない」という大前提がありますので
自然に草木や低木が侵入してくるのを待ちましたが、はかばかしくありませんでした。
そこで・・・・・
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