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巨樹の森

かつて日本の森には巨樹と呼ばれる木がたくさん存在していました。
しかしながらそれらの巨樹たちはほとんどが伐採され、日本の森から姿を消してしまいました。

今、文化財などを修復するのにも必要な大口径の材木が入手できず、大きな問題にもなっています。

私たちは杜の一部に巨樹の森を作るプログラムを行っています。
巨樹を継続して供給できる「持続可能な巨樹の森づくり」のプロジェクトです。

今は青梅の杜に存在する巨樹やそれに続く木の調査を行っています。
青梅の杜は、大半が薪炭林として利用されていた二次林と、
その二次林を戦後の拡大造林にて針葉樹に転換した森であり、
巨樹と呼べる木は余りないと思っておりました。

林内の胸高直径50センチ以上の木の調査を行っていますが、
8割程度の調査が終了した段階で杉が約250本、檜では約300本の木があることが解りました。

巨樹



青梅の森で最大の木は石神にある桧で胸高直径92センチの木です。
この地域では直径が60センチを超えると樹齢が100年以上のようです。
樹齢100年以上の木は林内には杉では約100本、桧では約70本あると思われます。


もう50年もたつと誰も見たことの無い素晴らしい巨樹の森がみられるはずです。
このような巨樹が林立する森の姿を想像すると胸が踊りますが残念なことに私は見ることができません。

20年先ぐらいなら大丈夫だと思いますが、林業は木(気)の長い仕事です。

takata

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杜の紅葉

晩秋から初冬へと季節が変わろうとする今、青梅の杜も紅葉が遅い盛りを迎えます。

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青梅の杜の紅葉はコナラが中心ですので黄色にかがやきます。

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杜の外だけではなく林内もはっとする美しさです。

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林床に生える草木が金色に輝きます。


デジカメでうまく色をお伝えできないのが残念です。

そしてところどころに山モミジが真っ赤に彩りを添えます。

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 ↑クリックすると大きな画像でご覧いただけます。

 

是非、来年は林の中の紅葉を見にきてください。 


takata

林分構造調査

現在、「青梅の杜」では、持続的で安定的な木材生産を進めていく上に不可欠の条件である林分構造調査が行われています。

外形的には同じように見える森林も、植林された年代や木の種類の違いなどを基準に分類しますと、様々に区分けをすることができます。
また、森林は木材生産の場でありますので、調査時点現在の木材の容積に積算して表示することができます。
この木材の容積を森林の蓄積量と言い、この蓄積量の多寡により森林を分類して、伐採年次や区域を区分けして行きますと、将来にわたる木材の供給量を林の単位ごとに算出することができます。

このようなことから、長期的な森林経営や持続的で安定的な木材生産を進めて行く上に必要な情報を得るために、この調査が必要になります。

この調査は、およそ360ヘクタールの面積の広がりを持つ「青梅の杜」の全域をいくつかのブロックに分割し、調査漏れが生じないよう配慮しながら、区域の隅々まで行って行くように考えています。

では、林分構造調査の林分とは、何でしょうか。

林分とは、いくつかに区分けされた森林のブロックの、その中にさらに細かく分割された最小の森林区域の単位であり、その多くは、植林された年代や木の種類の違い、地形または所有形態などによって区分けされているものです。
この林分を単位として、「青梅の杜」全体を分析・分類することが、この調査の目的です。
では、実際の調査を見ていただきましょう。

1 調査地点の選定

林分の中で平均的であると思われる地点を選び、最大傾斜方向に登攀を開始します。

林分調査1


2 調査地点の表示

調査地の起点および終点には、プラスチックの杭を打って表示します。

林分調査2


3 傾斜角の測定

斜面を登りながら、登攀角度に変化が生じる都度、傾斜角を測定します。

林分調査3


4 斜面の長さの測定および調査区域の表示

調査起点から終点まで延ばされたメージャー。
このメージャーにより斜面の長さを測定し、さらにメージャーの片側2mずつ合計4mの幅を調査範囲として表示します。

林分調査4


5 調査・測定

メージャーの両側4メートルの範囲に入る立木の総てを、胸高直径、樹高、樹冠長、および幹の曲がり具合について、測定します。

林分調査5

6 調査データーの伝達

広い林内では、測定担当者から野帳担当者へ無線機を使って、調査データーを伝達します。この写真では、無線機がよく見えませんが、データーを受けて野帳に記入しているところです。

林分調査6


7 測定マンと野帳マンの2ショット

ごく稀ではありますが、調査線上で測定マンと野帳マンの位置が揃うこともあります。

林分調査7

今回はちょっと専門的な話になりましたが、こうしたデータを積み重ね
公開していくことが、私たちの使命であると思います。
難しい用語もありますが、「用語集」等のページも準備していきたいと思っています。

ogura

逃亡者たち

森の入口にある広場で、逃走を図るニホンリスを発見!
リス1

これは、何かあると、すかさず、カメラで撮影すると

リス2
大きなクルミを咥えての必死の逃走劇。
厳しい冬に備えてけなげに働いていたのでした。
逃げなくても大丈夫なんだよ。
って言われても無理だよね。


かと思うと、山道の上に、一匹のサワガニ

サワガニ1

当然、逃亡を図ります。

サワガニ2


さらに、別の山道では、

カモシカ1

私の姿を見て、一目散にカモシカが逃げていきます。
何だか寂しい今日この頃!

koga

森の哲学者たち

秋は、人を思索の世界にいざないます。
森の住人達もきっと、いろんな物思いに耽っているのでしょう。

まずは、思索に耽る森のバッタ。
バッタ1


続いて、西陽を浴びながら、来し方行く末に想いを巡らすツユムシ
ツユムシ


最後に、あんまり悩み事がなさそうな暢気なカモシカのサブロウ君
サブロウ

koga

滝の話 その2

10月14日の「滝の話 その1」の続きです。

青梅の杜で一番大きな滝が石神川中の入りにある石神の滝です。

taki3
落差は約3メートルぐらいでしょうか。
ストレートな流れが美しい滝です。
京都などのお寺にあればきっと有名になるのではと思います。
この石神川は北の入り、中の入り、南の入りと三つの流れが集まって多摩川へと流れ込みます。



黒沢川の支流にあるもうひとつの滝は、こぶしの杜の手前で黒沢川に合流する沢にあります。
林道からも見えます。
落差は約1メートル、滝と呼べないかも知れません。
しかし流れの中にあって確かな存在感を主張しています。
taki4

私たちの管理地ではないのですが、森のなかにもうひとつ「幻の滝」があります。
かつては滝行をする場所だったそうです。
落差は4~5メートルはあるでしょうか。
しかし今は水の流れがありません。
かつては広葉樹の森だったのでしょう。
今は手入れがされず下層植生も無い針葉樹の森となってしまい流れがなくなったのでしょう。
昨年、この森も間伐が行われました。
やがて林床に下層植生が戻り保水力のある表土層が形成されていくでしょう。
そして沢の流れが戻ってきます。
この滝が幻で無くなる日を楽しみに山を歩いています。

takata

それは、静かな晩秋の一日

透き通った空気を縫って、梢からこぼれる陽射しは、まだほんのりと暖かいのに、
流れる風は、時々、肌を刺すように冷たい、
そんな11月の昼下がり・・・

akizora

午前の調査を終えて、昼ご飯を食べていると、一匹のウマオイが、
脇に置いていたザックの上にゆっくりと登ってきました。

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登ってきて、そのままじっとしているので、試みにそっと指を近付けてみましたが動きません。
ふっ、と息を吹きかけても、、、、  全く元気がありません。

急にやってきた寒さに体がついていかないのかな?
産卵を終えて、その寿命も尽きようとしているのか、
それともお腹が空いているのかも。

ちょうど、3時のおやつにと持ってきていた、パン工房木の葉の
アンズパイがあったので、そのかけらをウマオイの口元に持っていってあげると、

umaoi2

はじめは物憂げに、やがてむしゃむしゃと力強く、食べ始めてくれました。
ひとしきり食べると、やがて、ゆっくりと体を動かして草むらの中へ。



まもなく青梅の杜も厳しく寂しい冬の季節を迎えます。
できるだけ多くの杜の住人達が、寒さや飢えに耐えて、
暖かな春を迎えられますように。

懸命に生きる一つ一つの小さな生命たちに、持てる限りの思いやりを注ぎ込んで行う森づくり。

このナタの一振りが、調査の為に刻む一歩一歩が、彼らの安穏な暮らしの為に、
優しく暖かく美しく懐かしい森の復元の為に、必ず、役に立つのだと、
信じて今日も、山に分け入っていくのです。

koga

杜のシイタケ

今秋、はじめてのシイタケが出ました!

shiitake1

山の手入れで伐採をしたコナラの木に一昨年、駒(シイタケの菌)をうったものです。

シイタケは原木に駒をうってから2年経過して、原木全体に菌床が回り
シイタケが出るようになります。
この原木からは今秋から本格的にシイタケが採れる予定です。

山もいよいよと秋のよそおいで、天然のきのこもたくさん顔を出し始めました。
(ここだけの話ですが、kogaさんから「これは食べれるから!」と言われても
私は食べるのは遠慮しています。)

原木で育てたしいたけは一般的な菌床栽培と違って豊かな味わいです。
おまけに採りたてはとてもジューシ。
この原木で育ったしいたけは今シーズンからは「薪窯パン工房木の葉」で
召し上がっていただける予定です。

shiitake2

ホダ木のそばの杉の切り株からシイタケが!!
きっと菌が飛んだんですね。

takata

おいしそうだった巨大アケビ!

森の中で、アケビの実を発見!

長さ15~6cm、直径5~6cmはあろうかという大きなもの。
akebi1

鳥に食べられたものも・・・
akebi2

食べたかったのですが、森を訪れる人に見てもらおうと、我慢しました。


10日後・・・・・アケビは、跡形も無く・・・・・

動物に食べられたのなら、良いのですが、人間の仕業ならちょっと悔しい。

食べときゃ良かった、かな。

koga

川の源流 その1

川の源流というととても魅力的です。

青梅の杜の中には大きな川は4本あり、そこには多くの沢が流れこんでいます。

たくさんの源流があるのですが、なかなか源流とはわかりません。
泉があってこんこんと水が湧き出ているというのなら素敵なのですが、
いろいろなところから水がしみでて、いつの間にか流れができているという感じです。

そんな中で、こぶしの森の手前で上栃谷に流れ込む沢は、源流がよくわかります。

gennryuu

石の隙間からかすかな流れが幾重にも染み出て流れとなっていきます。
そんなかすかな流れがいくつも合流し、水量が増え、本流に流れ込んでいきます。

この流れはやがて入間川、荒川を経て東京湾にと注ぎこみます。

ここで湧き出た水が海にたどりつくまで、どのくらいの日にちがかかるのだろう・・・

流れを見ながら想いを運んでいます。

takata

恐るべし山のスイカ?!

ある日、森の中を歩いていると、
な、なんと、おいしそうなスイカが成っているではありませんか。

karasuuri1

喉がかわいていたので、これこそ天の恵みと、カプリ、と喰らいつこうとすると、
同行のO氏に止められました。「食べられやしませんよ」と。

正体は、カラスウリ、熟すと、下の写真のようになります。大きさも10cm位しかありません。

karasuuri2

種子はおもしろい形をしていて、財布の中に入れておくと
お金が増えるという言い伝えがあるそうです。
試してみましたが、増えませんでした。

koga


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