ワイルドベリーハンティング ダイエット
いよいよ、待ちに待った、キイチゴの季節の到来です。
光を透過して、トパーズ色に光り輝く、モミジイチゴの果実は、
青梅の杜で最もおいしい果物の一つです。
一つずつでももちろん美味しいのですが、食いしん坊の私は、
熟れきって落ちかけて、でも美しくて大粒のものだけを6、7個手のひらに乗っけて、
一気に頬張ります。
すると!
とんでもなく美味しいんです。
びっくりしますよ、誰でも。
適度な酸味があって、ほのかだけれども確実に甘い! 気高く上品な甘さです。
ちゃんと選ばないと駄目なんですけど。
未熟なものには手を出さない、ほんとに熟れて、よーく透き通ったもの、
見た目は大事です。
森の宝石を口いっぱいに頬張っているという満足感、
これは何物にも代えがたい。
でも、一か所で欲張るのは、駄目。
森の恵みはみんなのもの、一株の木で6,7個頬張ったら、次の木を探します。
キイチゴを求めて、森の中を彷徨うのです。
熊に似てると言えば似てる。
体型ではなく、行動形態が。
キイチゴの一種クサイチゴ
こちらはルビー色で
モミジイチゴよりさらに
爽やかな甘さ
でもホントのライバルは、テンです。
肉食獣の典型と思われがちなテンが、季節ごとに、果実に頼って生きていることは、意外と知られていませんね。
この、テンというやつが、とんでもなく可愛い、
でもテンの話はまたこの次。

キイチゴではないけど
美しくて食べられる
ウグイスカグラの実
キイチゴで、ある程度おなかを満たそうとすると、結構な距離を歩かなければなりません。
記憶を頼りに、そして本能のおもむくままに、あちらの尾根から、こちらの斜面に、もちろん、パトロールを兼ねてですが。
そして、口にするのは低カロリーのキイチゴですから、いやでもやせます。
ということで、名付けて、「ワイルドベリーハンティング ダイエット」
おまけ・・・エゴノキの花
kuma