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緑の砂漠

手入れのされていない人工林は緑の砂漠と呼ばれます。
遠目には緑に溢れた森であっても手入れのなされていない森は、その中は
砂漠のような状況なのです。

山に植林をするときには、密度を多く苗木を植えます。
これは、苗木が助け合い、また競争をしながら大きく育つからとされていたからです。
そして、木の成長とともに劣勢木を間引きしてより良い木を残し、優良木の生産なされてきました。
しかし林業不況とともに木を間引く間伐作業がなされなくなり放置される森林が増え続けてきたのです。

間伐がされないと、伸びた枝葉が隣の木と重なり、下から見上げても空が見えなくなります。
樹冠が閉塞した状態です。

木の周りにスペースがあると、その木は上からも周りからも太陽の光を浴びることができ、
光合成が活発に行われ成長していきます。

樹幹が閉塞すると各々の木は上からの光しか受けることができず、
成長するだけのエネルギーを作ることができず、
ほぼ成長が止まった仮死状態となってしまいます。

緑の砂漠1 
 

 手入れされていない人工林

 外から見ると豊かな森に

 見えますが・・・

 

 

 

 



林床にももちろん光は届きません。
そこには草も生えず地肌がむき出しです。
雨が直接にあたるので栄養分のある表土も流されてしまい小石だらけです。
養分がないので余計に木が育ちません。
大雨が降ると保水能力がないので土砂崩れも容易く起きてしまいます。
草もないので虫もいません。それを補食する小動物や小鳥もいません。
まさに砂漠なのです。

 

緑の砂漠2  

 

 
  林内は光も届かず  木も成長しません。

 

 

 

 

 

緑の砂漠3  


 

 

林床は草も生えず、石ころだらけです。








適切な間伐が行われると、林床に日が差し込み草が生えます。
草があると、林床は常に適度な湿度に保たれます。
枯れた草が栄養にとなります。
全身に光を浴びられる様になった木は、空いたスペースに枝葉を延ばし成長を再開します。

適切な間伐がなされた森は、30年たてば胸高直径が20〜30センチの立派な木に育ちます。
間伐がされないと、30年たっても10センチにも満たないような爪楊枝みたいな状態です。

この杜の間伐が進んでいった時に、ふっと鳥が鳴いていると気づいた時がありました。
それ以来、いつも鳥の声で聞こえる杜になりました。

緑の砂漠4  

   適切な手入れされた明るい森。  林床に日がさしこみ、草が生えます。

 

  緑の砂漠5  

  木も伸びやかに成長し、鳥のさえずりが聞こえます。


takata

 

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