涼しい水辺とカワトンボの奇怪な行動
ここ青梅の杜には、多摩川水系と荒川水系の分水嶺が東西に走り、小さいけれど、でも、立派に水源の森の一つなんです。
当然、沢水は澄んで、流れの音まで清らかです。
水辺には、そこかしこに、涼しげな花が・・・
オオバジャノヒゲ

サワギク
・・・・と、
沢のほとりに、
一匹のカワトンボ♪
カメラを向けると、何だか不思議な動きを始めました。
胴体を曲げたりのけぞったり、
産卵の練習をしているのか、筋トレでもしているのか??
最後は葉っぱの端をくわえて、足を踏ん張って、
カメラを はしっ!とにらみつけておりました。
少し離れた所で、こちらはオスでしょうか?
変てこな動きをするメスと、その姿を至近距離から必死に撮影しようとする私の姿を
不思議そうに見つめていました。
当然、沢水は澄んで、流れの音まで清らかです。

水辺には、そこかしこに、涼しげな花が・・・

オオバジャノヒゲ

サワギク
・・・・と、
沢のほとりに、
一匹のカワトンボ♪
カメラを向けると、何だか不思議な動きを始めました。



胴体を曲げたりのけぞったり、
産卵の練習をしているのか、筋トレでもしているのか??
最後は葉っぱの端をくわえて、足を踏ん張って、

カメラを はしっ!とにらみつけておりました。
少し離れた所で、こちらはオスでしょうか?
変てこな動きをするメスと、その姿を至近距離から必死に撮影しようとする私の姿を
不思議そうに見つめていました。
かわいい働き者
腹ぺこ オサムシ
オカトラノオ・小さな銀河
テイカカズラ
ニガイチゴ
今年は、数種あるキイチゴのうち、最もポピュラーで、万人に愛されるモミジイチゴが大豊作!
今年は、浴びるほどキイチゴが食べられるぞ、
との目算が、
思いのほか、
ヒヨドリやテンやハイカーの人達に食べられる量が多く、
本当に美味しい!と思える果実は、ほんの数粒しか、口にできませんでした。
悔しいではありませんか!
詳しくはこちらをご覧下さい → モミジイチゴ大豊作!の顛末
そこで、
ニガイチゴです。
こちらは、モミジイチゴほどの華麗さはなく、名も売れていないので、
ライバルは、ヒヨドリとテンだけです。
でも
見てくださいこの輝き
味だって、ちゃんと選りすぐって食べれば、モミジイチゴにひけをとりません。
モミジイチゴがトパーズでクサイチゴがルビー、
このニガイチゴはガーネットですね。
手のひらに、4、5個乗っけて、一口にガバッと食べる
まさに醍醐味。
口一杯に広がる初夏の杜の味です。
今年は、浴びるほどキイチゴが食べられるぞ、
との目算が、
思いのほか、
ヒヨドリやテンやハイカーの人達に食べられる量が多く、
本当に美味しい!と思える果実は、ほんの数粒しか、口にできませんでした。
悔しいではありませんか!
詳しくはこちらをご覧下さい → モミジイチゴ大豊作!の顛末
そこで、
ニガイチゴです。

こちらは、モミジイチゴほどの華麗さはなく、名も売れていないので、
ライバルは、ヒヨドリとテンだけです。
でも
見てくださいこの輝き

味だって、ちゃんと選りすぐって食べれば、モミジイチゴにひけをとりません。
モミジイチゴがトパーズでクサイチゴがルビー、
このニガイチゴはガーネットですね。

手のひらに、4、5個乗っけて、一口にガバッと食べる
まさに醍醐味。
口一杯に広がる初夏の杜の味です。
落とし文
パトロール中に、
へんてこなものが、
拾ってみると、
葉っぱをくるくると器用にまるめて
糸かなんかで縫いとめてあるかのように
実は、これはオトシブミと言う昆虫が作った揺りかご
中に卵を産みつけてあり、生まれた幼虫は、巻かれた葉っぱを中から食べて育ちます。
昔の人が、恋文など、直接、手渡すのがはばかられるような手紙を
相手に気付かれるように落としておいたのが落とし文、
この揺りかごがそれに姿が似ているので、オトシブミと名前をつけられたのがこの昆虫
ヒゲナガオトシブミと言う種類です↓
とてもおもしろい形をしているでしょう。
今回、可哀そうだと思ったのですが、無理やり葉っぱを広げてみたら、確かに卵が
アップにしてみました。
でももとに戻そうとしたら、これが大変、
仕方ないので、くるくる丸めて畳んで、最後は、人工糊で張り付けました。
もとあったところに置きましたが、無事育ってくれるかな。
へんてこなものが、
拾ってみると、
葉っぱをくるくると器用にまるめて
糸かなんかで縫いとめてあるかのように

実は、これはオトシブミと言う昆虫が作った揺りかご
中に卵を産みつけてあり、生まれた幼虫は、巻かれた葉っぱを中から食べて育ちます。
昔の人が、恋文など、直接、手渡すのがはばかられるような手紙を
相手に気付かれるように落としておいたのが落とし文、
この揺りかごがそれに姿が似ているので、オトシブミと名前をつけられたのがこの昆虫
ヒゲナガオトシブミと言う種類です↓

とてもおもしろい形をしているでしょう。
今回、可哀そうだと思ったのですが、無理やり葉っぱを広げてみたら、確かに卵が

アップにしてみました。

でももとに戻そうとしたら、これが大変、
仕方ないので、くるくる丸めて畳んで、最後は、人工糊で張り付けました。
もとあったところに置きましたが、無事育ってくれるかな。
モミジイチゴ大豊作!の顛末
いよいよです。
棘が痛いから刈りなさい、藪がうるさいから刈りはらえという、圧力にも屈せず、
一生懸命、保護してきた結果、
青梅の杜では、モミジイチゴ(キイチゴ)の大豊作。
見てください!
この美しさ。

光を浴びてキラキラと
実物の美しさは、こんなもんじゃないです。
トパーズよりも煌めいて
自慢じゃないけど、もしかしたらこの世で一番美しい果実かもしれない。
入れ込みすぎでしょうか。
食べてももちろん素晴らしく美味しい。
ほのかな酸味と甘さのバランスが絶妙です。
ところが、
ところがです

これを見てください。
わかりますか?
何者かによって、実を食べられて残ったヘタ(萼)です。
今年は、これがやたらと多い。どうも、粒よりの美味しい完熟果実のみを
より分けて食べてるようで。
人が入らない所、テンの糞が見られないところ、なので、鳥なのかな、と
もともと森の果実は、森の住人達のものですから、仕方ないんですけど、
ちょっとだけ悔しいです。
kuma
棘が痛いから刈りなさい、藪がうるさいから刈りはらえという、圧力にも屈せず、
一生懸命、保護してきた結果、
青梅の杜では、モミジイチゴ(キイチゴ)の大豊作。
見てください!
この美しさ。

光を浴びてキラキラと
実物の美しさは、こんなもんじゃないです。
トパーズよりも煌めいて
自慢じゃないけど、もしかしたらこの世で一番美しい果実かもしれない。
入れ込みすぎでしょうか。
食べてももちろん素晴らしく美味しい。
ほのかな酸味と甘さのバランスが絶妙です。
ところが、
ところがです

これを見てください。
わかりますか?
何者かによって、実を食べられて残ったヘタ(萼)です。
今年は、これがやたらと多い。どうも、粒よりの美味しい完熟果実のみを
より分けて食べてるようで。
人が入らない所、テンの糞が見られないところ、なので、鳥なのかな、と
もともと森の果実は、森の住人達のものですから、仕方ないんですけど、
ちょっとだけ悔しいです。
kuma
森のイチゴ
初夏の杜でのささやかな楽しみは、
クサイチゴ、モミジイチゴ、ニガイチゴ.....
森のイチゴ達の競演です。
今年もまずクサイチゴが熟し始めました。
木本に分類されていますが、背が低く、名前の通り、印象としては草です。
遠くから見るとヘビイチゴの実と似ているので手を出さない人が多いのですが、味は絶品!
手にとって見ると小さなルビーの集合体のような
食べると爽やかな甘み、
何故か、噛むと瞬時に、高原の冷たく澄み切った空気が口いっぱいに広がる感じ。
さて、6月中旬には、いよいよ、キイチゴの本命中の本命、モミジイチゴが熟し始めます
今はまだこんな感じ、
この実が熟すと、あの美しく美味しいトパーズ色のキイチゴになります。
少し遅れて、今度は、ガーネットのようなニガイチゴが、、、、
それぞれに美しく、それぞれに美味しい。
生物多様性がもたらしてくれる森の恵みです。
クサイチゴ、モミジイチゴ、ニガイチゴ.....
森のイチゴ達の競演です。
今年もまずクサイチゴが熟し始めました。

木本に分類されていますが、背が低く、名前の通り、印象としては草です。
遠くから見るとヘビイチゴの実と似ているので手を出さない人が多いのですが、味は絶品!
手にとって見ると小さなルビーの集合体のような

食べると爽やかな甘み、
何故か、噛むと瞬時に、高原の冷たく澄み切った空気が口いっぱいに広がる感じ。

さて、6月中旬には、いよいよ、キイチゴの本命中の本命、モミジイチゴが熟し始めます

今はまだこんな感じ、
この実が熟すと、あの美しく美味しいトパーズ色のキイチゴになります。
少し遅れて、今度は、ガーネットのようなニガイチゴが、、、、
それぞれに美しく、それぞれに美味しい。
生物多様性がもたらしてくれる森の恵みです。
続・カモシカの話
またまたカモシカを発見!
杜の中でカモシカに遭うのはめずらしいことではありませんが
何度見かけてもうれしくてドキドキしてしまいます。

こちらの気配を感じて、振り向きながら山奥に入っていきました。

青梅の杜・多摩農林のホームページ 博物誌でも杜のカモシカを紹介しています。
ぜひご覧下さい♪ → ここをクリック
杜の中でカモシカに遭うのはめずらしいことではありませんが
何度見かけてもうれしくてドキドキしてしまいます。

こちらの気配を感じて、振り向きながら山奥に入っていきました。

青梅の杜・多摩農林のホームページ 博物誌でも杜のカモシカを紹介しています。
ぜひご覧下さい♪ → ここをクリック
カモシカの親子
初夏の訪れ 夏空とコアジサイ
春スミレ・・・いろいろ
待ち焦がれている間は、なかなか来ないのに
いざ来てみると、春は意外と足早に通り過ぎていきますね。
青梅の杜の春の妖精、スミレ達を少しだけ紹介します。
<タチツボスミレ>
古くから日本人に最も親しまれてきたスミレです。
<ニオイタチツボスミレ>
タチツボスミレの仲間です。
かすかな芳香があり、色も濃い紫から、淡紅色まで鮮やかで華やかなスミレです。
<フモトスミレ>
小さいけれど稟として気品のある美しいスミレです。
<オカスミレ>
茜色の可愛らしいスミレです。
ここでは横顔だけ・・・
<シロバナナガバノスミレサイシン>
ナガバノスミレサイシンの白花タイプ。
横顔はこんな感じ。
<シハイスミレ>
シハイは「紫背」と書き、葉の裏が紫色をおびます。
水はけの良い雑木林の斜面などで良く見かけます。
<エイザンスミレ>
日陰を好み、わずかなこぼれ陽を浴びて花を開かせます。
<アケボノスミレ>
文字通り、曙の空の色を持つ、とても華やかなスミレです。
待ちわびた春に精一杯の花を咲かせている、春の妖精たちです。
いざ来てみると、春は意外と足早に通り過ぎていきますね。
青梅の杜の春の妖精、スミレ達を少しだけ紹介します。
<タチツボスミレ>
古くから日本人に最も親しまれてきたスミレです。
個体数も多く、斜面一面をうす紫色にいろどる群生にもよく出会います。
<ニオイタチツボスミレ>

タチツボスミレの仲間です。
かすかな芳香があり、色も濃い紫から、淡紅色まで鮮やかで華やかなスミレです。
<フモトスミレ>

小さいけれど稟として気品のある美しいスミレです。
<オカスミレ>

茜色の可愛らしいスミレです。
ここでは横顔だけ・・・
<シロバナナガバノスミレサイシン>

ナガバノスミレサイシンの白花タイプ。
ひょろっとしてスマートな感じのスミレ。

横顔はこんな感じ。
<シハイスミレ>


シハイは「紫背」と書き、葉の裏が紫色をおびます。
水はけの良い雑木林の斜面などで良く見かけます。
<エイザンスミレ>

日陰を好み、わずかなこぼれ陽を浴びて花を開かせます。
葉には深い切れ込みがあります。
<アケボノスミレ>

文字通り、曙の空の色を持つ、とても華やかなスミレです。
待ちわびた春に精一杯の花を咲かせている、春の妖精たちです。
シイタケの話
久々、本当に久々の更新となってしまいました。
強風で大きなコナラの木が何本も倒れました。


長い年月、たくさんのドングリを実らせ、森の生き物たちを育んでくれたコナラの木。
最後まで大切に有効利用してあげたい。
太い部分は割って薪に・・・

細い部分はこのように長さを切りそろえて・・・

作業チームが雨の日にシイタケの駒を埋め込みました。

コナラの原木にドリルで穴をあけて

ひとつひとつ種駒を差し込み、ハンマーでたたいて埋め込みます。
これは「肉丸」という品種です。おいしそうな名前ですね(笑)

木漏れ日を浴びて育った原木シイタケ。
原木シイタケとは、原木に菌を植え付け、原木の栄養分をシイタケ菌が分解してキノコが発生する栽培方法です。

短時間で栽培できる菌床栽培とは異なり、一年以上かけて原木の栄養分だけで育つので味も香りも違います。
自然の恵みをたっぷり蓄えた原木シイタケ。
薪窯パン工房「木の葉」の店頭で、採れた時のみ不定期で販売しております。
強風で大きなコナラの木が何本も倒れました。


長い年月、たくさんのドングリを実らせ、森の生き物たちを育んでくれたコナラの木。
最後まで大切に有効利用してあげたい。
太い部分は割って薪に・・・

細い部分はこのように長さを切りそろえて・・・

作業チームが雨の日にシイタケの駒を埋め込みました。

コナラの原木にドリルで穴をあけて

ひとつひとつ種駒を差し込み、ハンマーでたたいて埋め込みます。
これは「肉丸」という品種です。おいしそうな名前ですね(笑)

木漏れ日を浴びて育った原木シイタケ。
原木シイタケとは、原木に菌を植え付け、原木の栄養分をシイタケ菌が分解してキノコが発生する栽培方法です。

短時間で栽培できる菌床栽培とは異なり、一年以上かけて原木の栄養分だけで育つので味も香りも違います。
自然の恵みをたっぷり蓄えた原木シイタケ。
薪窯パン工房「木の葉」の店頭で、採れた時のみ不定期で販売しております。